美容皮膚科でアートメイクの施術を進める全体の流れを解説
美容皮膚科のアートメイクは、眉やリップなど様々な部位に施すことができますが、いずれも基本的な流れは同じです。まずはカウンセリングによって、希望するデザインや色などを決めます。そして、カウンセリング後にそのまま施術に移るパターンもあれば、後日に体調を整えた状態で施術を受ける場合もあります。どのタイミングで施術をするのかは、美容皮膚科次第です。
アートメイク施術の当日は、まず下書きとしてマーキングを行います。人体に影響のないペンを使って、アートメイクを施す範囲に目印を書いていきます。その後、施術による痛みを感じないよう、麻酔をします。麻酔には注射とクリームの2通りがあり、状況によって使い分けられます。痛みを感じやすい唇は注射、痛みが比較的少ないまゆ毛は麻酔クリームが選ばれやすいです。場合によっては、施術を受ける人が注射とクリームを選べます。そして、麻酔が効くまでにはしばらく時間がかかるので、その間に色の調整や最終確認をする美容皮膚科もあります。
麻酔がしっかり効いたら、実際にアートメイクを施していきます。専用の道具があるクリニックだと、道具に付いている針を刺す作業の繰り返しです。手書きの場合は、色素を塗布した後で、その色素を浸透させるために針を刺していきます。唇へのアートメイクで、クリーム麻酔を選択しているのであれば、痛みを抑えるために、施術の合間に追加でクリームを塗布する場合もあります。そうして、予定していた範囲内全てに針を刺し終えれば、施術は完了です。最後に仕上げとして、全体に色素を塗布することも多いです。
アートメイクの施術が完了したら、炎症を防ぐための薬剤を塗布して、全体の流れは終わりです。美容皮膚科によっては、薬剤とは別に、冷却による炎症防止措置が取られることもあります。そして、アートメイクは基本的に、1回では完了しません。色素を身体に定着させるために、複数回の施術を受ける必要があります。2回目の施術は、1回目が完了してから約3ヶ月以内が目安となっています。施術そのものの流れは、1回目も2回目以降も変わりません。