美アートメイク術

施術は美容医療なので高額になりやすい

まゆ毛や唇に色素を埋め込むアートメイクの施術は、医療行為です。高い技術力や立派な設備を使って、進められます。ただ、医療行為といっても、怪我や病気の治療とは別の、美容医療に分類されます。そして、美容医療は基本的に、保険が適用できません。そのため、施術にかかる費用は、全額自己負担する必要があります。初診料や施術で使用する麻酔代なども保険適用外なので、高額になりやすいです。最終的な費用が、10万円を超えることも珍しくはありません。

アートメイクは医療行為なので、免許なしでの施術は、違法行為になってしまいます。つまり、医師免許を持っている人や、医師の指導を受けている看護師など、限られた人しか施術ができません。そのため、価格競争が起こりにくく、料金が安くなる可能性は低いです。もし、料金が安くなるとしても、保険が適用できないことには変わりないので、他の大切な要素が削られてしまう恐れがあります。麻酔なしの強引な施術が行われたり、仕上がりよりも短時間で済ませることを優先して、雑な仕上がりになったりしかねません。したがって、アートメイクが高額であることには理由があると、しっかり理解しておきましょう。

美容医療仮に、相場よりも大幅に安い料金でアートメイク施術を受けられるところが見つかったとしても、そこは避けておいた方が無難です。設備が整っていなかったり、カウンセリングが不親切であったりするなど、何らかの問題を抱えている可能性が高いからです。場合によっては、医師免許保有者がいない環境で、違法な施術を行っている恐れがあります。安全なアートメイクを施術を受けたいのであれば、多少高額であっても、まともな医療機関を選びましょう。

アートメイクの施術は、1回だけだと中々色素が定着しません。よって、色素定着のために、可能であれば3回、少なくとも2回は施術を受ける必要があります。そのため、アートメイクの施術を受ける際には、2回目以降の料金も計算に加えなければなりません。医療機関の中には、アートメイク施術1回当たりの料金を提示しているところもあります。2回目の料金を考えず、提示されている料金だけを見ていると、最終的な費用が予想を大幅に上回るということになりかねません。したがって、提示されている料金を鵜呑みにするのではなく、最終的な料金を、あらかじめしっかりと算出するようにしましょう。